SMTゴールドインデックス(金の投資信託)運用報告(2022年10月)

ワタシは『SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)』を積み立てています。

ゴールドは、利息が付かない資産で資産拡大には寄与しないといわれています。

ですが、実際積み立てるとどうなるでしょうか。見ていきましょう。

なお、前月の運用報告は以下の記事をご参照ください。

「SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)」とは

商品名三井住友TAM-SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)
信託報酬0.275%
信託財産留保額なし
購入時手数料なし
純資産39.29億円(2022年11月1日現在)
ベンチマークLBMA金価格(円換算ベース)
設定日2017/11/28
償還日無期限
主要な資産ISHARES GOLD TRUST (IAU)

まず、ワタシが積み立ててている「SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)」のファンドの紹介です。

ブログ記事「金の投資信託を購入しました、その理由は?」を書いた2021年8月には純資産額が13.65億円だったにも関わらず、現在は39億円にまでお金を集めています。まだまだ右肩上がりで、来月には40億円に行きそうですね。

過去1か月のチャート

まず、この1か月のトレンドを見てみましょう。ドルベースですが、ゴールとS&P500のチャートを見てみましょう。金のETF「IAU」とS&P500の年初来のチャートが以下になります。

ゴールド(IAU)が、4.03%の下落で、S&P500は5.26%と上昇となり、相反する結果になってますね。

年初来チャート

次に、年始からチャートを見てみます。

ゴールドは、3月に急騰しましたが、その後値段を下げ、特に8月下旬から下落トレンドに入ったかのような感じになっています。最近は、長期金利が上昇していて、ドル高が進行。ドルと逆相関する金は、その価格を落としています。

年始から順調であったゴールドも年始から10%弱の下落となっていて、冴えないですね。

ただ、S&P500に至ってはとうとう20%弱の下落になっていて、ゴールドは“まし”なパフォーマンスになっていますね。

積み立て履歴

では、ワタシのゴールドインデックスの積立履歴を見ていきましょう。

年月基準価額評価額評価損益投資額
2021年8月12,7241,027,952+27,952(2.80%)1,000,000
2021年9月12,3461,193,087-6,957(-0.58%)200,000
2021年10月13,0541,465,955+65,955(+4.71%)200,000
2021年11月12,9531,645,406+45,406(+2.84%)200,000
2021年12月13,2411,886,249+86,249(+4.79%)200,000
2022年1月12,4512,072,398+72,398(+3.62%)200,000
2022年2月13,9212,393,065+193,065(+8.78%)200,000
2022年3月15,0642,792,583+392,583(+16.36%)200,000
2022年4月15,4563,063,306+463,306(+17.82%)200,000
2022年5月15,1133,193,062+393,062(+14.04%)200,000
2022年6月15,7963,540,727+540,727(+18.02%)200,000
2022年7月15,0163,564,840+364,840(+11.40%)200,000
2022年8月15,1633,799,094+399,094(+11.74%)200,000
2022年9月15,2624,019,465+419,465(+11.65%)200,000
2022年10月15,4724,274,992+474,992(+12.50%)200,000

毎月20万ずつ積み立てていますが初回の2021年8月だけ100万円を一括で投資しています。

ゴールドは利息も生まず、成長しないと思われる資産ですが、結構増えています。

年初来チャートでは、ほぼ横ばいであるにも関わらず、12月末でプラス4%程度であった含み益が10月末には12%程度に成長しています。

ただ、6月は評価益プラス18%だったので、7月・8月・9月のドル高でゴールドが急落してしまった影響が出てしまっていると思います。7月からはほぼ横ばいのパフォーマンスになっていますね。

ただ、積み立てて1年以上経過して、その利回りは10%以上で、悪くはないのではないでしょうか。

当然その理由は、金価格の上昇ではなく、円安ですよね。そこで、円換算でのチャートも見てみましょう。

SPDRゴールド・シェア(1326)とiSSP500米国株(1655)のチャート

円換算にするために東証のETFで比較したチャートが以下のチャートになります。

まず過去1か月間のチャートです。

ゴールド、は1パーセント未満の上昇ですが、S&P500とは10%を超える上昇になっています。

つまり、円換算では、この1か月下落していなくて、上昇しているんですよね。4%程度下落したドル換算とは大違いですね。

次に過去1年のチャートです。過去1年の円ベースのチャートだと、年始からの株価の下落もあり、ゴールドはS&P500を超えるパフォーマンスをあげています。一方、S&P500は今年に入ってからさえない展開が続いていましたが7月の上昇で、ゴールドの追いつきつつありましたが、8月下旬から始まった大きな下落トレンドでまた、パフォーマンスに差がついている状況です。ただ、この1か月でS&P500も上昇し、金に迫りつつありますね。

ゴールドはドルベースだとこの1か月は下落していますが、円ベースだと横ばいで、過去1年では、円安の影響を受けプラス18%ものの上昇になっています。

まとめ

積み立て開始から1年3か月目でした。

評価損益はプラス12%超

これをいいとみるか、株式に劣後するかは人それぞれの考えだと思います。

現在は、ドル高が進行し、逆相関するゴールドは、下落基調です。ただ、円換算だと上昇しています。

結果的には、ゴールドを保持することは為替ヘッジになっているのではないでしょうか。

皆さんの投資の一助になればと思います。