HDVの1年間の積立投資結果(2021年)

積み立て投資を始めて、2年目が終わったのでその投資結果を見ていこうと思います。

今回は高配当ETF「HDV」です。

高配当ETF HDV

HDVとは?

まず、HDVとは名称を「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」といい、BlackRock社がが出している上場投資信託(ETF)です。

名称iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
ティッカーHDV
設定日2011年3月29日
ベンチマークモーニングスター配当フォーカス指数
総経費率0.08%
分配頻度四半期毎

SPYDと同じようにアクティブファンドのように見えますが、ベンチマークに連動するインデックスファンドになります。そのため経費率は「0.08%」という激安になっています。

HDVの特徴は?

やはり高配当ETFと呼ばれるため、その配当の高さがその特徴になると思います。

組み入れ銘柄75
ファンドの配当利回り(2021年12月31日時点)3.47%

3.5%という利回りは魅力的ですね。SPYDよりは下回りますが、その高い利回りはかなり魅力的ですよね。

組み入れ銘柄は、財務の健全性が高く、かつ、平均以上に配当を持続的に出している75の銘柄で構成されています。

HDVを1年間積み立ててみた

1年間の購入履歴

2020年6月からHDVの積み立てをはじめました。毎月5万を上限に、2021年1月からは5万5千円を上限に、買い付けするように設定しました。

去年2021年ははじめて丸々1年間積み立てた年になりました。積み立て履歴は以下の通りです。

約定日口数単価(USD)支払総額
2021/01/18589.89USD47,009円
2021/02/17490.44USD38,684円
2021/03/16495.31USD41,946円
2021/04/06195.83USD(配当金再投資)
2021/04/16495.88USD42,032円
2021/05/18499.28USD43,686円
2021/06/16498.13USD43,540円
2021/07/16496.76USD42,834円
2021/08/17497.85USD43,073円
2021/09/16496.14USD42,378円
2021/10/18497.10USD44,675円
2021/11/16499.38USD45,720円
2021/12/16497.95USD45,045円
合計50520,622円
購入履歴

1年間で12回積み立て購入、プラス、配当金で1回だけ1口購入しています。

年単位でまとめると、以下のようになります。

購入口数支払い総額
2020年28250,438円
2021年50520,622円
合計78771,060円

価格は年前半は右肩上がりでしたが、5月をピークに、価格は上下するだけで、100ドルの壁は越えず。

よって、損益はそれほど良いものではありませんでした。

次に損益の履歴を見ていきましょう。

1年間の損益履歴

損益の履歴は以下の通りになります。

2021年1月297,447298,8301,3830.46%
2021年2月336,131351,71815,5874.64%
2021年3月378,077431,10553,02814.03%
2021年4月420,109478,62258,51313.93%
2021年5月463,795539,15775,36216.25%
2021年6月507,335575,99468,65913.53%
2021年7月550,169560,91867,80412.32%
2021年8月593,242662,32669,08411.65%
2021年9月635,620696,14760,5279.52%
2021年10月680,295782,799102,50415.07%
2021年11月726,015793,32567,3109.27%
2021年12月771,060906,116135,05617.52%
損益履歴

現状、2022年1月1日時点の損益はプラスの17.52%になっています。

1年間の振り返り

2021年1月~5月

プラスマイナス0で動いていた損益ですが、上昇し始めて、5月をピークにどんどん損益は改善し、プラス15%程度までになりました。

やっぱり売らずにコツコツと積み立ててきてよかったと思えるようになりました。

2021年6月~12月

残念ながら、少しの上昇と下落を繰り返すレンジ相場に突入してしまいました。

レンジはだいたい「94ドル~99ドルあたり」で、100ドルを突破しそうで突破せず、下落するという展開を繰り返し、年末に少しだけ上昇したという感じになっていました。

2022年1月

この記事を書いている段階ですが、年始にとうとう100ドルを突破し、現在、「103ドル」代です。

レンジ相場を突破したかもしれません。

今年は利上げが予想され、グロース株よりバリュー株なんて言われています。

もしかすると、HDVのようなバリュー株がグロース株をアウトパフォームするかもしれませんね。

期待できるかもですね。

1年間HDVを積み立てて思ったこと

良かったと思える点

HDVを積み立て購入してよかったと思える点は、まず、セクター分散です。損益が特に向上したのは、3月からでした。市場が動揺して、グロース株が下げているにも関わらず、ワクチンが普及しだし、日常が戻りつつある中、金融は不動産、エネルギーが多い、バリュー株は値をあげました。

今年はバリュー株のと言われているだけに、さらに期待できるかもしれません。

高い成長が望めるグロース株に投資するのも大切ですが、あわせて、このようなバリュー株系の商品を購入するのも分散という意味で悪くないのではないでしょうか。

よくなかったと思える点

「悪い点」とまでは言いませんが、よくなかった点もありいます。

一つは、「購入単価が高め」という点です。SPYDは単価が40ドル近辺で、HDVは95~100ドル近辺です。私の月額予算は55,000円で、ドルだと500ドル程度です。HDVの場合、価格が上がろうが、下がろうが、購入する口数がほぼ「4口」固定で、価格が下がったときにでも、たくさん買うことができません。

一方SPYDは価格が低めなので口数を調整できます。

さらに配当再投資でも同じことが言え、HDVは配当再投資、1回しかできていません。それは高めの単価によるためです。配当再投資およびドルコスト平均法を有効に使えるのはSPYDだと思いました。

二つ目は、「キャピタルゲインを得づらく、資産形成に寄与しづらい」という点です。

やっぱり、VOOやVTIなどのインデックスファンドに投資するほうが、キャピタルゲインを得やすく、長期で資産運用する場合には、不向きなのは事実です。

ただ、ワタシとしては、キャッシュフローに興味があり、やっぱりインガムゲインは憧れですよね。

そういう点で、HDVを定期積立しています。

まぁ、いろいろありますが、これからも定期積立していく予定です。