フリーランスエンジニアは儲かるのか?(実態と年収は?)
2005年7月からフリーランスエンジニアをしているわたしが、15年以上、フリーランスとして働いての、感想やそのリアルの現実も書いて見ようかと思います。
Contents
フリーランスエンジニアは儲かるのか?
結論を申し上げると、「フリーエンジニアは儲かる」し、実際、『儲かった』と思います。『儲かった』という、過去形であるのは、それを実感するまで時間がかかったからです。その理由を述べていきたいと思います。
報酬はどのくらいもらえるのか?年収は?
さまざまな案件がありますが、Pe-BANKさんのページを見ると、案件がいくつか掲載されています。
載っている案件だと、月70万から90万、案件によっては月100万を超える案件もあったりします。
正直、メインで載っているのは、高額案件だと思います。ただ、平均年収「800万円以上」は嘘ではないと思います。わたしも、中庸な普通なフリーエンジニアですが、年収はほぼ「800万円」なので、ほぼほぼ間違っていないのではないでしょうか。
売上800万円は高年収なのか?
年収800万円と売上800万円は違う
フリーランスにとって、「年収800万円」は厳密には「売上800万円」なので、会社員の「年収800万」と比べるのは違います。フリーランスの場合、社会保険料は全額自分で支払わないといけないですし、退職金もありません。厚生年金はなく、年金は手厚くありません。老後に備えるのならば、会社員より蓄えをしっかり持っていないと、破綻します。
また、いつ仕事を失うかわからないので、安定性もない分、フリーランスの「売上800万円」と、会社員の「800万円」と比較すると、やっぱり、会社員の「年収800万円」のほうが上です。また、本当に「売上800万円」は高年収なのでしょうか、と思います。
フリーランスの所得のリアルについては別記事『フリーランスの所得のリアル』に書いてありますので、ご参考ください。
売上800万は手取り「500万円」
別記事『フリーランスの所得のリアル』では、社会保険料などを計算し、だいたい手取りとしては「500万円」と考えました。各人によって、手取りはいくらになるのかは、さまざまな解釈はあると思いますが、わたしはそう考えました。
不安だった20代30代
わたしが、フリーランスエンジニアになったのは20代後半でした。ですが、不安で不安で、すぐに会社員の戻る予定でした。というか、「会社員に戻りたかった」です。手取りは多かったのですが、身分が不安定ですし、なにより、老後の生活を完全に自分で準備しないといけないので、「厚生年金」や「退職金」に憧れました。
国民年金、満額で支払っても、月額7万程度ですよね?どうやって生きろっていうんですかぁ!。『絶対に無理』って思ってましたので、いつかどこかで「会社員に戻る」と勝手に考えていました。
未来が見えて裕福だと実感した40代
未来、特に老後が不安で仕方のなかった20代30代でしたが、そのまま、フリーランスエンジニア続けて、40代に入って、気が付いたことがあります。『フリーランスエンジニアって儲かる仕事で、自分は裕福なんだ』ということです。
20代30代無茶苦茶稼いでいた
40代になって売上800万(手取り500万くらい)って、正直、大企業とかちゃんと会社員をしている人にとっては、「それほど高額」ではないと思います。むしろ普通のサラリーなのではないでしょうか。
ですが、わたし20代30代でもすでに売上700万超はあったと思います。これって、普通の会社員の20代30代より多いんです!。日本企業ってやっぱり年功序列なので、20代の年収なんて少ないですよね。30代になって当然増えていきますが、手取り年収500万くらいってかなり多めです。
確かに(わたしみたいに)スキルアップしないとフリーランスエンジニアではそれほど年収は増えませんが、若くして、かなりの稼ぎをいただけるのがフリーランスエンジニアだと思います。
そして、40代になって気が付くと、かなりの蓄えがあることに気が付きました。
将来の不安はこうやって消した
将来、特に老後が不安でしたが、わたしはその不安を以下の方法で解消しました。
- 国民年金基金加入(厚生年金の代わり)
- 小規模企業共済(退職金の代わり)
- たくさんの蓄え(または投資)
まず、会社員の人たちがうらやましかった理由である「厚生年金」と「退職金」は国の制度でカバーできることに気が付きました。しかも、当然、税制優遇をうけられ、多額の控除をもらえます。やらないのは損です。
また、20代30代のうちにたくさん蓄えて、かつ、投資もしてもいいと思います。
すると、40代になると多額の蓄えがあることに気が付き、なおかつ、老後にも不安がないことに気が付きますよ。
フリーランスエンジニアを目指したい方へ
わたしの経験を共有したいと思います。
フリーランスエンジニアを目指すのなら早いほうがいい
わたしの経験から申し上げると、フリーランスエンジニアを目指すのなら早いほうがいいです。早ければ早いほど、同年代に差をつけられます。20代半ばなら、キャリアアップを大きくしなくても40代になるまで、同年代よりは稼ぎます。
キャリアアップすれば、夢の売上1000万円代も可能です。
新卒からフリーランスエンジニアってどうよ?
申し訳ないですが、新卒からのフリーランスエンジニアはあまりお勧めしません。やっぱりフリーランスエンジニアで大切なのはスキルと経験です。たとえスキルがあっても経験がないと企業側もフリーエンジニアを使いたくないのではないでしょうか。新卒なら「人を育てる」という点もあり多少未熟でも許容してくれますが、フリーランスエンジニアは厳しいと思います。
それに「会社員として働く」という経験は社会人として働いた際に活きる経験だと思うので、最初は、正社員としての働き方をお勧めします。
エンジニア未経験からフリーランスエンジニアへの転職について
いまは、プログラミングスクールなどもありますから、未経験からのエンジニア転職は可能だと思います。
エンジニア未経験からのフリーランスエンジニア転職についても、個人的な意見ではありますが、あまりお勧めしません。確かに社会人経験というのは大切で、それは貴重な資産です。でもフリーランスエンジニアはやっぱり、スキルと経験が求められるので、エンジニア未経験は、単純な仕事しかもらえないのではないかと思ってしまいます。まずは、正社員として転職し、エンジニアとしての経験を積んでから、フリーランスエンジニアへ転職することをお勧めします。
なお、やっぱりプログラミングスクールなどで、ある程度、知識があれば、エンジニア未経験でも正社員での転職は可能だと思います。やっぱり仕事をするうえで大切なのは、社会人としての経験だからです。スキルはその次です。
プログラミングスクールを紹介しておきますね。
フリーランスエンジニアになるには?
フリーランスエンジニアになるには、エージェントに登録し、案件をもらうのが手っ取り早いし、楽です。
エージェントに登録して案件をもらえ
フリーランスになって、稼ぐにはエージェントに登録すれば、すぐに仕事をもらえて、稼げますよ。
おすすめは「Pe-BANK」さんです。実はわたし、詳細は申し上げらませんが、関わったこと、利用したことあります。今も利用しているかは申し上げられませんが、素晴らしいサービスです(あくまでも主観です)。
フリーランスとしての不安を取り除いてくれるエージェントサービス
確定申告支援
フリーランスになって面倒くさくて不安な作業は「確定申告」だと思います。わたしも最初は全然、分かりませんでした。ただ、エージェントに登録しているとだいたい支援してくれますよ。
簡単です。また、最近では、マネーフォーワードのようなクラウド会計サービスもあり、実は、確定申告ってかなり簡単になってきています。
最初は不安でしょうが、慣れれば簡単です。
案件紹介
利用するエージェントによって営業力の違いはあるんでしょうが、今、人手不足です。現場にいる私でも、よく『人が見つからない』という言葉を耳にします。
案件はいくらでもあります。
経験から申し上げると「Pe-BANK 」は、結構、営業力ありますよ。たくさん仕事あるので、心配しなくていいと思います。
案件紹介手数料ってどのくらい?
エージェントによって当然違うんでしょうが、10%程度、または、それ以下だと思います。そもそも、依頼する企業側から契約内容も公開されるので、企業がいくらで発注し、エージェントがいくら手数料を取って、そして、フリーランスエンジニアがいくらもらうのかはすべて公開されています。
もし、月100万円の案件があったとしても90万程度は手元に入ると思うので、「派遣会社のように50%くらい搾取する」みたいなことはないです。
ちなみに「Pe-BANK」だと、以下の通りのようです。
報酬受取回数 | エンジニア受取分 | PE-BANK受取分 |
1~12回(最初の1年) | 88% | 12% |
13~24回(2年目) | 90% | 10% |
25回以上(3年目以降) | 92% | 8% |
まとめ
フリーランスエンジニアは儲かります
いろんな不安もありましたが、フリーランスエンジニアは儲かりました。そしてこれからも稼いでいくつもりですよ!!