金沢おすすめスポット10選

コロナ禍で海外旅行どころか国内旅行もままならない日々が続いていますが、私が好きな街、金沢をご紹介したいと思います。

金沢おすすめスポット10選

金沢のおすすめスポットはたくさんありますが、初めて金沢を訪れたい人向けにおすすめスポット10か所紹介したいと思います。

兼六園

言わずと知れた金沢の一番の観光スポット。わざわざ、わたしが紹介するまでではありません。多分、皆さんが最初に向かうスポットでしょうね。

あまりにも定番スポットのため、わたし自身あまり訪れていなくてよい写真がなかったのは申し訳ないです。

春夏秋冬いつ行っても、素晴らしいと思います。雪のある兼六園は幻想的ですが、やっぱり寒いです。靴はびちょびちょに濡れることは覚悟しましょう。

一番のおすすめは春の桜のシーズンです。桜以外にもきれいな花を堪能できます。

開園日年中無休
開園時間3月1日~10月15日:7:00~18:00
10月16日~2月末日:8:00~17:00
入園料大人(18歳以上):320円
小人(6歳~18歳未満):100円
※年末年始、GW、お盆期間中に無料開放している場合あり

金沢城公園

金沢城石川門

「金沢城公園」という名前ですが、天守閣はありません。

また、江戸時代から現存するものは金沢のランドマークの石川門と“地味な”三十間長屋とくらいで、ほとんどは、近年になって再現されたものでです。

以前は大学のキャンパスがあったのですが、キャンパス移転後整備され、立派な公園になりました。

多くの建物は再建ですが、丁寧に再建されて、つくりも、そして、見た目も素晴らしく、堪能できると思います。お城好きにも絶対おすすめで、石垣も素晴らしいです。

ただ、公園自体広く、網羅しようとすると、少し歩くことは覚悟してください。

また、冬の降雪時も見ごたえありますが、ここも兼六園同様、靴がびしょびしょになってしまうことは覚悟してください。

ベストシーズンは兼六園と同様、春の桜のシーズンです。息をのむような美しい桜と城郭を堪能できるのでおすすめです。

なお、兼六園とは隣合い、直結しているので、あわせて訪れるとよいと思います。

開園日年中無休
開園時間3月1日~10月15日:7:00~18:00
10月16日~2月末日:8:00~17:00
入園料無料

金沢21世紀美術館

兼六園/金沢城石川門のある石川橋から東南に下ったところあるのが金沢21世紀美術館です。

石川門(石川橋)から徒歩で10分くらいのところで、あわせての訪問がおススメです。

21世紀美術館は現代アートの美術館です。普段、アートなど興味がなく、かつ、現代アートとなると、興味を持たない方もいらっしゃるかと思います。

ですが、理屈ではなくて、騙されたと思って、観に行ってみてください。私の場合、思った以上に興味を持ち、楽しく、鑑賞できました。人の感性や好みによって、感想は様々でしょうが、批評をする前に、まずは鑑賞することをお勧めします。

休館日展覧会ゾーン:
月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
交流ゾーン:
年末年始 *各施設の休室日は展覧会ゾーンに準ずる。
開館時間展覧会ゾーン:
10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
交流ゾーン:
9:00~22:00 *各施設の開室時間はそれぞれ異なる。
6月27日(土)から当面の間 9:00〜19:00(金・土曜日は21:00まで)
料金交流ゾーン:入館料無料
展覧会ゾーン:観覧料は内容や時期により異なる

屋内展覧会ゾーン(有料)

スイミング・プール

展示物で一番有名なレアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』です。以前は、入場料を払わなくても、鑑賞できたのですが、現在は、有料ゾーンになってしまいました。

屋内交流ゾーン(無料)

館内にはカフェレストランも併設されているため、観光に疲れたら、おしゃれな館内のカフェレストランでくつろぐのもおすすめです。

また、ミュージアムショップなどの土産店があり、おしゃれな小物などを入手できます。

屋外無料ゾーン

入館しなくても、庭だけでも結構楽しめますよ。特に子供連れのファミリーにはうってつけの遊び場かと思います。

時間が限られていて、なおかつ、現代アートにどうしても興味が持てない方なら、屋外の無料ゾーンだけでも、十分楽しめるかと思います。

21世紀美術館訪問に関しての注意点

コロナ前の話で恐縮ですが、訪問時、いつも、混んでいるのが難点です。コロナ後どうなるかはわかりませんが、入口のあの行列にはうんざりです。2020年の初頭、多くの観光客を迎えるためにリニューアルしました。コインロッカーなどを増やしたそうです。

ただ、そのリニューアルがどの程度、功を奏しているのか、現状、よくわかっていません。受付時の長い行列を避けたければ、やはり朝の早い時間にいくことをお勧めです。

近江町市場

金沢市民の台所、ご存知、近江町市場。金沢駅から徒歩で15~20分程度。駅から歩いていけない距離ではないですが、もし、大きな荷物を抱えている場合には、バスを利用することをお勧めします。

市場内は、たくさんのお店があり、その売りは新鮮な海産物でしょうか。

ただ、それ以外にも乾物のお店や、その他飲食店が軒を連ねています。

まず、金沢駅に到着したら、最初の観光地として、おすすめです。11時くらいに金沢駅にいれば、そのまま直行することがおススメです。

コロナ前の話ですが、広くない通路に、人が溢れています。大きな荷物があると邪魔かもしれません。コインロッカーに預けた方がいいかもしれませんね。

ここには、やっぱり海鮮系や寿司を味わうのが最高です。また、近江町市場だけではありませんが、金沢は回転ずしの激戦区でどのお店もはずれがありませんし、味も絶品。ぜひ、金沢を訪れた際には、海鮮系を楽しんでみてください。

近江町食堂の海鮮丼

残念なところ

やっぱり「金沢市民の台所」と謳いつつ、実際には観光客相手に商売をしている感じで、正直、飲食店は高いです。載せている海鮮丼も3,000円弱だったと思います。

そのほかの飲食店も明らかに観光客相手にしているようなお店は高めですね。観光地価格というのは覚悟してください。

ただ、味は素晴らしいと思いますよ。

ひがし茶屋街

東山のひがし茶屋街は、江戸時代の茶屋街がそのまま保存されている地区で、非常に風情のあるエリアになっています。

現在では、茶屋の建物を改造した建物でカフェや雑貨屋などになっています。

また、国指定重要文化財の「志摩」では、実際に建物の中を見学できます。

ひがし茶屋街に来たら、金箔ソフトだ

ただでさえ、写真スポットのひがし茶屋街ですが、食べ物でも写真映えするものがあります。それが、金箔ソフトです。

金箔ソフトクリームが、箔一 東山店で堪能できます。きらびやかで豪華なソフトクリーム。値段は“はくいち”で891円。やや高めですが、かなり豪華で素晴らしく、後悔しない商品だと思います。

注意点

ソフトクリームですが、店内でしか食せません。以前は、食べ歩きができたようですが、現在は、食べ歩きできません。茶屋街と金箔ソフトのコントラストの写真を撮りたいでしょうが、それは諦めてください。

主計町茶屋街

ひがし茶屋街から浅野川を渡り、通りを渡ったところにあるのが、主計町(かずえまち)茶屋街です。

正直、ひがし茶屋街と比べて地味です。昔ながらの料亭や茶屋はありますが、お土産物の雑貨店などはありません。観光客も少なめ、いや、閑散としています。

その反面、落ち着いて、散策できるのが特徴です。

浅野川大橋から見た主計町茶屋街

路地裏も雰囲気があって、素敵です。観光客も少ないこともあって、雰囲気の良い写真も撮れるのではないでしょうか。

主計町茶屋街

位置的には、ひがし茶屋街から徒歩5分ですぐ近くにあるのであわせて観光することがおすすめです。

また、近江町市場までは徒歩10~15分程度で、歩けない距離でありません。金沢の雰囲気を味わいながら、歩いてもよいかもしれませんね。

尾山神社

尾山神社「神門」

ステンドグラスがはめ込まれた独特なカタチをした「神門」が印象的な尾山神社。

加賀藩の藩主「前田利家」公を祀った神社です。境内には前田利家公の像もあります。

年始にはたくさんの初詣客でにぎわい、金沢市民で最も人気のある神社です。

尾山神社

最寄りバス停は「南町・尾山神社」になりますが、金沢の繁華街「香林坊」も徒歩10分程度のところで近くです。また、長町武家屋敷跡も徒歩圏内で、あわせて観光することをお勧めです。

長町武家屋敷跡

金沢の繁華街、香林坊から通り少し入ったところにあるのが長町武家屋敷跡です。繁華街からわずか数分で江戸時代にタイムスリップできます。

江戸時代の武家屋敷が残されたエリアです。通りを歩くと、歴史的な街並みを堪能できるだけでなく、休憩所やカフェなどもありのんびり楽しめると思います。

また、「武家屋敷跡 野村家」や「金沢市足軽資料館」などの施設もあり、歴史を学ぶこともできるスポットです。

兼六園やひがし茶屋街は観光客にあふれていますが、長町武家屋敷跡は、両者に比べると、観光客は少なめで、上の写真のようにだれも人が映らないような写真も撮れます。

静かで、のんびり、休みながら観光できるのがこの長町武家屋敷跡の良い点でしょうか。

にし茶屋街

にし茶屋街

金沢の繁華街、片町から犀川を渡り、野町広小路の交差点から一つ通りを入ったところにあるのが「にし茶屋街」です。金沢三大茶屋街のひとつに数えられるのが「にし茶屋街」ですが、「ひがし茶屋街」や「主計町茶屋街」に比べると規模も小さく、風情も若干ないかもしれません。

それでも古くからの街並みが、一部のころ、古い建物はカフェや料亭などに利用されています。

おしゃれなカフェも多いので、観光に疲れたら、入って休むのもよいかもしれませんね。

ほかの観光スポットからは少し離れた位置にあるため、なかなか回りづらいかもしれませんが、次の「妙立寺」と一緒に訪問することがおススメですね。

妙立寺(忍者寺)

妙立寺

にし茶屋街と同じように、片町から犀川をわたり、野町広小路の交差点からに「にし茶屋街」とは反対の方向に一つ入ったところにあるのが、妙立寺です。通称「忍者寺」と呼ばれていて、地元の人にとっては「忍者寺」のほうが有名です。

この辺りは江戸時代、藩の命令で寺社が集められた「寺町」です。お城に対する防衛機能も兼ねていたようです。

「忍者寺」と呼ばれますが、別に忍者がいたわけではありません。加賀藩の前田のお殿様がお忍びで参拝したため、数々の仕掛けを施すことで、お殿様を守ったようです。また、いざとなれば軍事拠点としての利用も考えられていたようです。

見学には予約が必要

境内見学ツアーをガイド付きでやってもらえるのですが、これに参加するためには事前の電話での予約が必要です。1時間、または、30分単位での案内になるため、都合の良い時間事前に決めて予約するようにしてください。

ツアーは大体40分程度です。古い建物で、仕掛けなどもあるため、境内には傾斜がきついところがあったり、天井が低いところがあるなど、アクセシビリティは最悪です(当然ですが)。足腰に自信がない方は、つらいかもしれません。

ただ、ツアー内容自体、非常に興味をそそられるものだと思うので、おすすめです。金沢への観光を決めたのなら、事前に訪問スケジュールも考えておくとよいかもしれません。

拝観時間9:00~16:00
お休み1月1日と法要日
拝観料1,000円

金沢の観光の仕方-移動手段

バス

金沢市内を効率的に観光するためには、バスの利用がおすすめで、それが一番ポピュラーです。

金沢市内の観光スポットが集中する中心部は一律1回200円です。北鉄バス、西日本JRバスともに200円ですので、市街地で乗る場合にはバス会社を意識なくてもいいです。

そのため、200円玉を事前に用意しておくことをお勧めします。JR金沢駅のコインロッカーに両替機もありますので、わたしは、いつも、その両替機で事前に200円を用意してバスに乗っています。

ただ、北鉄バスでは大人600円「金沢市内1日フリー乗車券」というものがあります。

北鉄バス

金沢および石川県内で最大のバス会社が北陸鉄道のバス部門「北鉄バス」です。

路線バスの場合、車体が赤いバスは「北鉄バス」です。

北鉄バスは、北鉄バスが発行するICカード「ICa」(アイカ)以外、利用できません。Suica、Icoca、Pasmoなどは利用不可です。観光客には不便かもしれません。事前に200円玉を用意しておくか、「金沢市内1日フリー乗車券」を購入しましょう

金沢市内1日フリー乗車券

大人(中学生以上)600円
子供300円

1日フリー乗車券があれば、金沢市内の中心部(観光名所が集中するエリア)であれば、乗り放題です。乗れるバスは、路線バスに加えて、観光用の循環バス(「城下まち金沢周遊バス」「兼六園シャトル」)も対象です。

さらに、ホームページを見ると

北鉄グループおよび西日本ジェイアールバスの路線バス指定エリア内で、終日乗り降り自由!

北陸鉄道のホームページより

北鉄バスだけでなく、西日本JRバスも対象なので、金沢の中心部に来るバスほぼすべてに乗れます。

金沢駅東口(兼六園口)を出たところの窓口で購入できます。

城下まち金沢周遊バス

金沢市内の観光地を巡る循環バスです。右回りと左回りがあり、頻繁に運行されています。どちら周りに乗っても目的地には到着しますが、目的地に近い方の循環バスに乗りましょう。

兼六園シャトル

2021年1月現在、新型コロナウイルスの影響で、運休しているようです

金沢駅から兼六園/金沢城公園方面に運航しているバスです。「城下まち金沢周遊バス」とは違い、ひがし茶屋街/主計町茶屋街の橋場町方面、にし茶屋街/妙立寺(忍者寺)の野町広小路方面には行きませんが、兼六園以外にも観光地に行くのにも便利なバスです。

西日本JRバス

青い車体のバスは「西日本JRバス」になります。

JR系のバスなので、SuicaやIcoca、Pasmoなどの全国の交通系ICカードが利用できます。これはうれしいです。ただ、金沢市内は圧倒的に北鉄バスの本数が多いので、西日本JRバスを選ぶのなら、少し、バス停で待つ必要があるかもしれません。

まちバス

土日・祝日だけに限られますが、「まちバス」というものがあり、100円でバスに乗れます。交通系ICカードも使えることを考えると、選ぶだけの価値ありますね。

金沢市内のバスの現実

バスの本数

金沢市内の観光スポットがあるエリアは、本数が多いです。すぐに次のバスが来ます。特に金沢駅~武蔵ケ辻・近江町市場(バス)~香林坊間は路線バスも多く、かつ、観光用の循環バスも来るため、本当に本数が多いです。

混雑度

朝のラッシュ時、混むのは想像に難くないと思うのでしょうが、ゴールデンウィークなどの大型連休の場合は、観光客で非常に混みます。全員が乗れない積み残しも発生しています。次のバスはすぐに来ますが、急いでいる場合には、タクシーの利用も検討してください。

街中の交通渋滞

金沢市内は交通渋滞が頻発しています。特に夕方の時間帯は非常に混みます。武蔵ケ辻・近江町市場~金沢駅間は特にひどく、目の前に金沢駅舎が見えるにもかかわらず、なかなかたどり着けません。最悪、帰りの電車を逃してしまうかもしれません。早めに行動するようにしてください。最悪、武蔵ケ辻・近江町市場~金沢駅間にある途中のバス停で降りて、歩いてもよいかもしれません。

レンタサイクル

金沢市内の観光地は、狭い範囲に集中しています。自転車で周れる距離です(つわものであれば徒歩でさえも可能です)。

金沢市内で自転車を借りるという手もあると思います。

まちのり

金沢市もレンタサイクルを推しています。アプリなどを使って利用できるようですし、荷物も預かってくれるようです。

利用時間9:00~18:00
利用料金(電動アシスト自転車)半日700円
1日1,000円
利用料金(スタンダード)1日500円

金沢市内での移動に関して、自家用車の利用はお勧めできません。駐車場が少ないうえに、街中も渋滞しています。

さらに、中心部にコンパクトに観光スポットが集中しているため、車でなくても問題ないからです。

パーク・アンド・ライド

金沢市は長年、観光客へはパーク・アンド・ライド(バスライド)を推奨しています。詳しくは、金沢市のホームページなどで確認してもらえばいいかと思うのですが、大型連休などの混雑時は、パーク・アンド・ライドの利用を推奨します。

ご参考

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