高配当ETFを安心して積み立てている理由
米国株投資が、人気で、高配当ETFを購入している方も多いいのではないでしょうか?
しかし、コロナショック後、かなり、その評価をかなり下げている、側面もあると思います。ですが、わたしは、安心して高配当ETFを積み立てています。
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高配当ETFを安心して積み立てている理由
わたしが、高配当ETFを安心して積み立てて入り理由は、ドルコスト平均法によって、購入単価を下げ、平準化することで、確実にパフォーマンスを得ることができているからです。
そして、今後も、確実に”それなりに”パフォーマンスを得られると考えています。
わたしが、購入している高配当ETFはSPYDとHDVになります。
SPYDとは
SPYDはS&P500採用銘柄のうち、高配当の上位80銘柄を均等に組み入れてある銘柄で、その財務状態や時価総額は全く考慮されていません。よって、経営的にも成長できない銘柄が組み入れられる可能性もあります。
なお、半年に一度、リバランスされ、見直しを行います。
2020年11月28日現在、見込まれる配当利回りは「4.59 %」となっています。
HDVとは
HDVは「モーニングスター配当フォーカス指数」に連動したインデックスファンドで、財務健全性が高く、持続的に高い配当を支払うことのできる米国企業75銘柄で構成されるインデックスです。
2020年11月28日現在、見込まれる配当利回りは「3.89 %」となっています
コロナショック後に沸き上がった高配当ETFへの批判/酷評
非常に人気のあったSPYDやHDVなどの高配当ETFですが、コロナショック後、評価が一変しました。
原因は、ショック耐性がなく、S&P500などのインデックスに比べると下落幅が大きく、かつ、3月末のコロナショック底からの回復率(パフォーマナンス)も悪くなっているためです。
青色の線で、11月28日時点で最上位に来ている折れ線は、S&P500のパフォーマンスです。1月2日基準だと10%を超えるパフォーマンスになっています。また、3月23日のコロナショックのそこでは31%程度の下落でした。
ところが、チャートの一番下のオレンジ色の線はどうでしょうか?これはSPYDになります。3月23日の底では、46%を超える下落。しかも、11月末現在で、年初の価格を回復できず、年初から、-15%ほど下落したままです。
HDVはSPYDほどパフォーマンスは悪くなっていませんが、こちらも年初の価格を回復できていません。
これが、高配当ETFが酷評され始めた理由です。暴落に弱く、かつ、回復力も弱い。
しかし、わたしは、自信をもって、高配当ETFを買い続けています。
高配当ETFを積み立てて、買い続けている理由
冒頭で結論を既に言っていますが、わたしが、高配当ETFを買い続けているのは、ドルコスト平均法によって、買い付け単価を低く抑えていて、地道に投資しようと思っているからです。
2020年のSPYDのパフォーマンス
今年の購入履歴は以下の通りです。わたしは毎月最大5万円SPYDを購入しています。
購入日 | 購入口数 | 単価 | 合計(円) |
2/26 | 10 | 38.37USD | 42,591円 |
3/26 | 16 | 23.88USD | 42,604円 |
4/28 | 15 | 26.29USD | 42,621円 |
5/27 | 14 | 27.68USD | 41,995円 |
6/26 | 14 | 27.26USD | 41,204円 |
7/28 | 14 | 28.40USD | 42,196円 |
8/26 | 14 | 29.07USD | 43,655円 |
9/28 | 15 | 26.56USD | 42,306円 |
9/28 | 1 | 26.56USD | (配当購入) |
10/27 | 14 | 28.94USD | 42,772円 |
11/26 | 12 | 33.47USD | 42,206円 |
合計 | 平均単価 | 投資金額合計 | |
139 | 28.68USD | 424,150円 |
2020年11月28日現在、SPYDの価格は、32.94USDとなっています。
そこで、現在のわたしのSPYDの資産は、
ドル評価:4,578.66USD
円評価 :476,043円
よって、含み益は、
円評価損益 :51,893円
となります。パフォーマンスで言うと、+12.23%です。
SPYDの価格は、年初の価格をまだ回復できていないどころか、3月に大きな暴落に見舞われて、酷評されましたよね?
酷評されたファンドにも関わらず、わたしのSPYDは、素晴らしいパフォーマンスを出していると思いませんか?
今年、積み立てを始めたばかりで、まだ、効率よく配当を再投資に回せているわけでないにも関わらずですよ。今後、投資金額が大きくなれば、配当金も増え、再投資効果も増すと思われます。
たしかに、今年はコロナショックなどがあり、特別な年だと思いますし、来年以降も同じパフォーマンスを出すとは思いません。
それでも、今後、価格の上下を繰り返しながら、”なんだかんだで”長期的には価格が上昇するであろうと考えているため、わたしはSPYDを積みたてます。
高配当ETFで高パフォーマンスを出せた理由
わたしのSPYDが高パフォーマンスである理由はなんでしょうか?
理由は単純です。それは「ドルコスト平均法」を使って、購入しているからです。
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法とは、定期でかつ定額でファンドや金融商品を購入することで、購入単価を押し下げる購入法です。
価格が安い時にたくさん購入でき、価格が高い時には少なめに購入するという手法です。
わたしの購入履歴をご覧ください。2月、コロナショック前、単価38ドル代で購入してしまいます。ですが、3月で暴落を経験。最安で20ドル代になり、わたしは23ドル代で2回目の購入を行っています。3月の時点で、大幅な評価損を抱えています。
その後、徐々に価格が回復していきますが、元の価格には戻らないまま。実は、10月くらいまではプラスとマイナスを行ったり来たりの相場でした。大きく評価益はでないものの、評価損もでないままでした。
ですが、評価益はでないものの、配当を考えると、別に大きく評価益を出す必要はなく、これで正直満足でした。
それが、11月になると、ようやく相場が改善。SPYDも30ドル代になると保有資産がプラスになり、パフォーマンスも10%以上と大幅に改善しました。
まさに、ドルコスト平均法のメリットを享受できたのです。
ドルコスト平均法の強み/メリット
下落相場に強い、これに尽きると思います。わたしの高配当ETFのSPYD、それとHDVも大幅に損失が出ることなく、運用できています。
まさに高配当ETFや高配当株式の投資方法に向いているのではないでしょうか。
ドルコスト平均法の弱み
逆に上昇相場に弱い、大きな利益を逃す可能性があります。
投資家個人の考え方によると思いますが、グロース株/ファンドなどの投資には、機会損失があるかもしれませんので、もしかすると、そういう銘柄には適さないかもしれませんね(投資判断は個人によるところも多いので、一概にはいえませんが)。
まとめ(得た教訓)
高配当ETFは、コロナショック後、酷く評価を落としたが、地道にドルコスト平均法を用いて、積み立てることで、確実に、資産を増やすことができる。
今後の相場に寄るし、選定銘柄にもよりますが、高配当ETFを積み立てる価値はあると思います。
ただし、『一括購入は絶対にしてはならない!』
というのが結論です。
皆様の投資判断の一助になればと記事にしてみました。ご参考までに。