海外在住経験なしでTOEICで900点以上取った方法
わたしは英語学習者です。現在も学習中で、日々努力しております。TOEICはそんな学習者にとって、学習の成果を試す機会となっております。最高で920点を取得したことのあるわたしが、留学、または、海外在住経験なしで、どのように900点を超えることができたのか、そのメソッドを紹介したいと思います。
海外在住経験なしでTOEICで900点以上取った方法
TOEIC点数履歴と振り返り
TOEICはもう10年くらいは受けてないんですが、40代である私が、学生時代から受験していました。
TOEIC点数履歴
過去の点数履歴は以下の通りです。
No. | Listening | Reading | Total |
61 | 375 | 405 | 780 |
63 | 380 | 390 | 770 |
69 | 390 | 420 | 810 |
130 | 450 | 430 | 880 |
140 | 430 | 435 | 865 |
141 | 420 | 415 | 835 |
151 | 430 | 425 | 855 |
165 | 470 | 445 | 915 |
166 | 490 | 430 | 920 |
167 | 470 | 435 | 905 |
ざっくり、3つの期間に分けられるので、その時にどのような学習をしていたのか説明していきます。
振り返り
学生時代(完全独学時代)
第61回~69回の3回は学生時代です。第61回のTOEICがわたしの初TOEICでした。780点で、まずまずの成績だったと思っています。
成績は「Listening < Reading」となっていて、実は、780点取れてはいますが、リスニング、ほとんど聞き取れていません。まぁ、なんとなく正解していますが、英語聞き取れていませんでした。
リスニング教材も頑張ってやっていましたが、いくら聴いても、リスニング力は強化されなかったという印象です。
リーディングについては、当時は学生時代ということもあり、受験勉強の流れから、学習していたため、楽勝でした。大学受験の問題に比べると、英文は簡単だし、出てくる単語も簡単。問題は時間だけでしたが、いつも時間を余らせていたくらいでした。結局、いまでもリーディング力は学生時代の名残のままで、それほど学習してはいません。
ここから、導き出されるのは「リーディングは独学でも上達可能」です。
社会人時代(英会話教室に通い出す)
リスニングに加え、スピーキング力ゼロだったので、英会話教室に通うことにしました。金銭的に余裕ができたこともあったんですが、いくら学習しても「このままでは一生英語が話せない」と思ったからでもありました。
俗にいう「駅前留学」でした。通学頻度は、土日祝日のみで、頻繁に通っても週に2回程度。1回のレッスンは40分で、1~4人までの少人数レッスンでした。
最初は全く話せず。そもそもマンツーマンレッスンではないので、レッスン中、ほとんど話さずにおわることさえありました。
2~3年通い、ようやく、少しずつではありますが、話せるようになりました。ただ、実感としては、『リスニングが上達した!』とは感じませんでした。
2~3年通い出して、TOEICの受験を再開しました。第130回~151回が当時の履歴となっております。
受験して思ったのが、「あれ?リスニング力、少し上がっている!!」ということでした。リスニング問題も、かなり聴ける部分があったと思います。学生時代は、ほぼ感で丸を付けていたので、かなりの変化を実感しました。
テスト結果としては「Listening ≒ Reading」というくらいの点数になっていきました。
ここで気が付いたのは「スピーキングができると、リスニングが上達していた」ということでした。
ただ、何度か受験したのはしたのですが、夢の900点には届きませんでしたし、届く雰囲気もありませんでした。
英会話教室を辞めた
5年程度通ったのですが、お金がかかることもあったのと、近所の教室が閉鎖になったこともあり、辞めることにしました。これが大きな転機となりました。
ちょうど10年位前になるのですが、英会話教室をやめて、当時サービスが始まりだした「オンライン英会話」に切り替えました。
安価なこともあり、ほぼ毎日、受講すること目標に頑張ってみました。
英会話教室は、出かけるのに準備が必要だし、通えるのは土日だけでしたが、オンラインレッスンに切り替えると、毎日、仕事の後、気軽に受けることができました。
約1年ほどオンラインレッスンを受講し、TOEICにチャレンジしました。
特に、自分自身としては、「英語が上達した!」なんていう実感はなかったんですが、受験してびっくり!!。
点数がもう一段階上昇し、900点台に突入!。
しかも、あれだけ苦手だったリスニングが「490点」とあと少しで満点!というところもできました。

ここから、得た教訓は「毎日、英会話レッスンを受ければ、劇的に英語は上達する!」ということでした。日々のレッスンでは小さい進歩でしかありませんが、長期間継続すると、英語能力は劇的に上達するものなのです!
今の時代「オンラインサービスを使い倒す!」。必ずしも、留学をして、時間とお金を浪費しなくたって、TOIECで900点以上をとることはできるんです!
オンラインサービスを使う
英語を上達させたかったり、TOEICで高得点を取りたかったり、英検を取りたいと思ったら、オンラインサービスを活用するとよい、というのが私の結論です。
オンラインレッスン
まず、リスニングとスピーキング上達には、オンラインレッスンが有効です。
一つ、オンラインレッスンを紹介します。
オンラインレッスンの良い点
都合の良いときに受けらえる
いつでもレッスンを受けられるわけではないのですが、だいたいどこのオンライン英会話でも早朝から深夜までレッスンを受けられます。
一番メジャーなレアジョブの場合は、毎日朝6時~深夜1時までレッスンを受けられます。
レッスンを受けられる時間が長いため、毎日受講することも可能です。毎日受講は英語上達には大切だとわたしは思います。
レッスン代が安い
レッスン代が劇的に安いです。英会話教室に通っていたこともあった経験から比べると、劇的に安いです。月に6~8回程度通っても、年に10万以上払っていたと思います。詳細は忘れてしまいましたが….
ですが、オンラインレッスンの場合は、1レッスン当たり、最安で200円代。月額だと必ず1万円未満ですね。
レアジョブの場合は、2021年7月現在では、6,380円で毎日レッスンを受けられます。激安です。ほかのオンライン英会話も同様で、オフラインの英会話教室に比べると激安です。
マンツーマンレッスンがデフォルト
オンラインレッスンは基本的にはマンツーマンレッスンです。オフラインの英会話教室では考えられません。
“黙っていただけでレッスン終了”なんて、英会話教室ではよくありますが、オンラインレッスンではありえません。必ず、しゃべるように促されます。黙っているなんて許されません(笑)。
いやでも上達するし、先生の言っていることがわからないと、回答できないので、リスニング能力も自然と身に付きます。
オンラインレッスンの懸念点と思うことを回答してみます
フィリピン人講師ってどうなのよ?
激安のレッスン料の背景には、人件費の安い国の講師を雇っているオンライン英会話がほとんどです。しかも、その多くがフィリピン人だったりします。多分、多くの方がその点について懸念されるのではないでしょうか。
わたしの意見は、「フィルピン人でも何も問題ない!」です。その理由は、
- 英語は国際共通語であり、ネイティブと話す機会よりノンネイティブとコミュニケーションとることが多い
- フィリピン人はきれいな米語は話し、しかも、間違いなく、あなたより英語はうまい
まず、英語話者の数は、15億人ともいわれていますが、そのうちノンネイティブは75%を占める11.2億人というデータもあります。つまり、英語はネイティブと話すよりノンネイティブと話す機会のほうが多い可能性があるのです。さまざまな訛りのある英語に触れることは大切です。別にネイティブから受けるレッスンが「英語の正しいレッスン」とは限らないとワタシは思っています。
次に、フィルピン人は英語がうまく、アメリカの植民地だったこともあり、米語です(スペインの植民地だったこともあり、若干スペイン語訛りの方もいますがそれも、多種多様な英語のうちの一つの種類で、触れることは大切です)。そもそも講師の方々は英語を教える資格を大学で取っていたりもします。間違いなく、あなたよりうまいです。真摯に彼らから英語を学ぶべきです。
機材トラブル/ネットワークトラブル時
機材トラブルやネットワークトラブルはよくあることです。講師側の要因であれば、レッスン料は戻ってきます。どのオンライン英会話もサポートがしっかりしているので、それは不安になる必要はないと思います。
英文添削/英語日記添削サービス
やや回りくどいんですが、「リスニング力を上げるのは、スピーキング力を上げることが大切」。「スピーキング力を上げるには、ライティング力が大切」だとわたしは重要だと思っています。実際、そうやって、TOEICで点をあげてきましたし、英語力をあげています。
ライティングもオンラインサービスがあります。その一つが、アイディーです。
アイディーについては記事「英作文添削アプリ【アイディー】(IDIY)を長年利用している感想/レビュー/評価」で、そのサービスの詳細と感想をまとめてあるので是非ご覧ください。
英文添削サービスの良い点
中途半端な文章作成は許さない
スピーキングだと、「意味さえ通じればいい」のですが、ライティングだと、小さい文法間違えも許しません。使用法が難しい、冠詞/定冠詞、単数形/複数形、過去形/完了形/過去完了形など、みなさん、使えこなせますか?
スピーキングだと、まぁ、なんとなく、分かれば、問題ないのですが、ライティングでは、正しく使いこなすことが求められます。一見、TOIECのスコアとは関係なさそうですが、リーディングの文法問題でも向上が考えられますし、リスニングでも理解力向上に役立つはずです。
重要なことは毎日やることと、しっかりフィードバックをもらうこと
英文添削/英語日記添削サービスは、オンラインレッスンとともに毎日やることを強くお勧めします。自然と英語力が伸びますし、ライティングの場合、『自分はどこを理解できていて、どこを理解できていないか』がわかりますし、、また、『中途半端な理解は、正しく直されます』。
オンラインレッスンでもそのようなフィードバックはもらえますが、ライティングほど丁寧なものではありません。着実な英語力の伸長には、ライティング能力の向上はは欠かせません。
ライティングサービスについては、別記事「英作文添削アプリ【アイディー】(IDIY)を長年利用している感想/レビュー/評価<体験記>」でも詳しく書いてありますので、ぜひ、ご覧ください。
まとめ
結論
リーディングの点を伸ばすには
リーディングの点を伸ばすには、独学の学習で可能です。
勉強内容は受験勉強と同じで問題ありません。ポイントは「英単語をたくさん覚える」のと「リーディング教材」(英文解釈)をたくさん読むことです。
友達は、必要ありません(笑)。独学で可能ですし、たくさん、英文解釈課題をやることをお勧めします。
リスニングの点を伸ばすには
リスニングの点を伸ばすには、スピーキング力をあげてください。スピーキング力を伸ばすには、ライティング力を伸ばしてください。
どちらもオンラインサービスが利用可能で、安価で、手軽に利用できます。ぜひ利用してみてください。
そうすれば、あなたのTOEICの点は確実の伸ばせますし、なによりも、英語力は大幅に進歩します。
時間もお金もたくさんある人は
これまで、たくさん書いてきましたが、全然、別のアプローチもあります。
時間もお金もたくさんある人は、「留学して下さい」。これが近道です。わたしはそんな時間もお金もなく、断念したので、オンラインサービスを使い倒すことで、英語力を向上/維持させています。
時間もお金も限られている人は、以下のオンラインサービスなどの利用をお勧めします。